2026.01.08
樹木葬・海洋散骨とは?
近年選ばれている供養方法の基礎知識
近年、家族構成や価値観の変化に伴い、従来の「お墓を建てて代々受け継ぐ」方法だけでなく、
樹木葬や海洋散骨といった新しい供養の形を選択する方が増えています。
ここでは、終活や将来準備の一環として検討されることの多い、
樹木葬・海洋散骨について、基本的な仕組み、メリット・デメリット、費用の目安をわかりやすくご紹介します。
樹木葬とは
樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や草花を墓標とし、霊園や寺院の敷地内でご遺骨を埋葬する供養方法です。
自然と共に眠るという考え方から、近年全国的に広がっています。
樹木葬の主な特徴
- 墓石を建てず、樹木や花壇などを目印とする
- 多くの場合、永代供養が付いており承継者を必要としない
- 個別区画型、一定期間後に合祀される型など、複数の形式がある
樹木葬のメリット
- お墓を継ぐ人がいなくても供養が続けられる
- 墓石建立に比べ、費用を抑えやすい
- 管理や清掃の負担が少ない
- 自然に囲まれた環境で供養できる
樹木葬の注意点(デメリット)
- 契約内容によっては、一定期間後に合祀される場合がある
- 一般墓に比べ、参拝方法が簡素になることがある
- 霊園や寺院ごとに埋葬方法・供養の形が異なるため、事前確認が重要
樹木葬の費用目安
- 約20万円〜80万円程度
(埋葬形式、立地、個別区画の有無により幅があります)
海洋散骨とは
海洋散骨とは、火葬後のご遺骨を細かく粉骨し、船などから海へ散布する供養方法です。
「自然に還る」という考え方に基づく自然葬の一つとして選ばれています。
海洋散骨の主な特徴
- 遺骨を粉状にして、海へ散布する
- 墓地や納骨堂を持たない
- 専門業者により実施されることが一般的
海洋散骨のメリット
- お墓の維持・管理が不要
- 将来的な墓じまいの心配がない
- 比較的費用を抑えやすい
- 自然志向の価値観に合う
海洋散骨の注意点(デメリット)
- 手を合わせる「固定された場所」が残らない
- 親族間で考え方の違いが生じることがある
- 実施方法や場所には、周囲への配慮が求められる
海洋散骨の費用目安
実施方法により異なりますが、一般的には以下の範囲です。
- 業者による委託散骨(立ち会いなし):約2万〜10万円
- 合同散骨(複数組で乗船):約10万〜20万円
- 貸切散骨(家族のみ):約15万〜40万円
※粉骨費用が別途かかる場合があります。
樹木葬と海洋散骨、どちらを選ぶべきか
どちらが「正解」というものではなく、ご本人の希望とご家族の考え方を踏まえて選ぶことが大切です。
比較の視点
- お参りの場所を残したいか
- 承継者や管理の負担をどう考えるか
- 費用の目安
- 自然志向・宗教観
将来のトラブルを避けるためにも、可能であれば生前のうちに家族と話し合っておくことが望ましいでしょう。
まとめ
樹木葬や海洋散骨は、現代のライフスタイルや家族形態に合わせた供養方法として広がっています。
それぞれに特徴や注意点があるため、制度や契約内容を正しく理解したうえで検討することが重要です。
終活や相続準備の一環として、供養方法について悩まれている場合は、
制度面や手続きの整理を含めて専門家に相談することも一つの選択肢です。


